KNOW YOU’RE PROTECTED
欧州国際規格『EN ISO 374-1:2016』に準拠した試験方法にて、定められた18種類の化学物質(表1)に対して薬品透過試験を行い、その結果に応じて化学防護手袋を3つのタイプに分類します。
Type A
定められた18種類の化学物質のうち少なくとも6種類の化学物質に対して、透過までに30分を超えている
Type B
定められた18種類の化学物質のうち少なくとも3種類の化学物質に対して、透過までに30分を超えている
Type C
定められた18種類の化学物質のうち少なくとも1種類の化学物質に対して、透過までに10分を超えている
表1 定められた18種類の化学物質
分類 |
CAS番号 |
化学物質名 |
A |
67-56-1 |
メタノール |
B |
67-64-1 |
アセトン |
C |
75-05-8 |
アセトニトリル |
D |
75-09-2 |
ジクロロメタン |
E |
75-15-0 |
二硫化炭素 |
F |
108-88-3 |
トルエン |
G |
109-89-7 |
ジエチルアミン |
H |
109-99-9 |
テトラヒドロフラン |
I |
141-78-6 |
酢酸エチル |
J |
142-82-5 |
ヘプタン |
K |
1310-73-2 |
水酸化ナトリウム 40 % |
L |
7664-93-9 |
硫酸 96 % |
M |
7697-37-2 |
硝酸 65 % |
N |
64-19-7 |
酢酸 99 % |
O |
1336-21-6 |
アンモニア水 25 % |
P |
7722-84-1 |
Hydrogen peroxide 30 % |
Q |
7664-39-3 |
フッ化水素酸 40 % |
R |
50-00-0 |
ホルムアルデヒド 37 % |
※「透過」とは、化学物質が分子レベルの状態で手袋を通過してしまう現象をいいます。 目で確認することができないため、作業者が気づかないうちに化学物質にばく露してしまいます。
※多くの化学物質に耐性のある防護手袋が必ずしも機能的に優れているわけではないため、手袋を選択する際は使用している化学物質とその接触時間等を確認して、使用環境に適した製品を選択して下さい。